高齢者

高齢者の人権
「高齢社会」の原因って何だろう?
高齢者の生きがい
高齢者への虐待
和歌山県人権施策基本方針(第二次改訂版)はこちら>>(PDFファイル)

高齢者の人権

  平均寿命が著しく伸びて、人口の中で高齢者の占める割合が高くなりました。このような社会を高齢社会といいます。ちなみに、日本の平均寿命は、女性86.83歳、男性80.50歳(2014年)で、男女とも世界トップクラスの長寿国となっています。
  超高齢社会を迎える中、高齢者をひとくくりにした偏見や固定観念、年齢制限等による就業機会の不足や、年齢を重ねることによる高齢者自身の身体的・精神的変化などにより、高齢者の経済的な自立や社会参画が困難となる場合があります。高齢者の人権を確立するためには、人を年齢で決めつけることなく一人ひとりの多様性を認め合い、全ての人が健康状態や年齢に関わらず社会を構成する一員として尊重されることが重要です。そして、高齢者が培ってきた貴重な経験や知識を活かすことにより、社会に貢献できる立場にあるということについて、高齢者自身の意識を高める事が必要であるとともに、高齢者が家庭・地域・職場等の日常生活において、存在感、充実感をえられるような取組やバリアフリー化が必要です。
  手助けが必要となった状態であっても、人としての誇りを保持し、適切な介護サービスを受けられるなど、地域で安心して暮らし続けられるように、地域のみんなで支え合う体制づくりを進めていく必要があります。

和歌山県高齢人口及び高齢人口比率の推移

高齢人口(和歌山県内)
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≪平成26年度1月1日現在 和歌山県(住民基本台帳人口)より≫

高齢者比率(和歌山県内)
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※各年3月1日現在 平成26年のみ1月1日現在

「高齢社会」の原因って何だろう?

  医学の進歩や食生活の向上によって死亡率が低下してきたことに加え、日本が急激に高齢社会となる大きな原因の一つに、出生率の低下が挙げられます。日本の総人口が増減のない状態を保つには、1人の女性が一生の間に産む子どもの数(合計特殊出生率)は2.09です。
しかしながら、2009(平成21)年では1.37人(和歌山県は1.36人)と、まだまだ下回る状態になっています。日本の高齢社会は同時に少産社会でもあるのです。

合計特殊出生率の年次推移

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≪平成26年 和歌山県「人口動態統計」より≫
合計特殊出生率: 15歳から49歳までの女性に限定し、各年齢ごとの出生率を足し合わせ、一人の女性が生涯、何人の子どもを産むのかを推計したものです。

高齢者の生きがい

  平均寿命が伸び「人生80年時代」になった現在では、定年後の期間が長くなっています。このため、定年で仕事をやめた後の人生を「余生」や「老後」といった消極的なとらえ方をするのではなく、生きがいを持って社会の一員として積極的に活動することが必要になってきています。

高齢者への虐待

  介護する側の家族の介護力低下や介護期間の長期化の傾向もあり、介護を必要とする高齢者を抱える家族の心身の負担は、重くなりつつあります。その、介護による身体的・精神的苦痛やストレス、不安などが高齢者への虐待につながりやすい状況を作っていくという問題が指摘されています。また、介護放棄、財産・金銭面での権利侵害などの問題も指摘されています。

虐待の種別・類型(複数回答)26年度虐待判断事例件数121件(県内・養護者による高齢者虐待)

※割合は、被虐待高齢者124人に対するものです。

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≪平成26年度 厚生労働省 高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査結果より≫

虐待者の被虐待高齢者との続柄(県内・養護者による虐待)

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1件の事例に対し虐待者が複数の場合があるため、虐待判断事例件数121件に対し虐待人数は135人となっています。
≪平成26年度 厚生労働省 高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査結果より≫